もうすぐ始まるプログラミング教育〜ドローンで学ぶ問題解決能力〜

ドローンを使ったプログラミング教材

2020年から必修化されることが決まっている小学校でのプログラミング教育。順次中学校、高校とプログラミング教育が必修化されていくことになっています。学校教育においてプログラミングを学ぶことの目的は何か? そしてICTが発達した社会はどのようになっていくのか? このような近未来予測から子どもの役に立つプログラミング学習キットの話までを、クオリティソフト社でドローンビジネス開発部を率いる竹中に直撃し、知っておきたいこと、知らないといけないことについて聞きました。
(聞き手 DBCニュース編集部)

−なぜ今、プログラミング教育が行なわれることになったのでしょうか?

【竹中】2017年3月、文部科学省が発表した「小学校学習指導要領」があり、この中で「児童がプログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身につけるための学習活動」と記載されています。
そして学習指導要綱には「情報活用能力」は「言語能力」や「問題発見・解決能力」と同様に”学習の基盤となる資質・能力”と書かれています。

これは何かというと、我々の生活の場には、パソコンやスマートフォン、また場所や環境にとらわれずいつでもどこでも活用できるクラウドサービス、様々なサービスに活用され始めた人工知能(AI)、ドローンやインターネットに繋がっているIoT機器など、様々な新しいサービスや機器が普及してきていますが、こういった便利なモノを活用し、使いこなしていくという能力のことです。

今、目の前にある問題や課題を解決するために、既存の機器やサービスをどのように活用すれば効率的に解決できるのかを考え、またさらにより良い解決策を得るために新しいサービスや技術を作り出していくといった能力が情報活用能力だと考えます。

情報を収集し、集めた情報を比較整理し、それらをプログラミング的にどのように組み合わせて活用していくか、といったものや、情報をどのように共有したり(セキュリティ面やマナー面)といったものも含まれます。

−子どもがプログラム言語を学ぶのでしょうか?

【竹中】いえ、そうではありません。プログラミング教育と聞くと、プログラムを組んでいくための言語やスキルを学ぶイメージを持たれると思いますが、問題や課題が目の前に現れた際に「どうすれば解決させることができるのか」「より効率的に解決させるにはどうすればよいのか」といったことを想像し、論理的に考え答えを導いていくための能力向上を目的としています。

実際の目的は上記のように、どのようにプログラミングをすれば目的を達成できるのか? というプログラミング的思考の仕方を学んでもらうことなのです。

−近い将来、プログラミング教育が役立ってくるのですか?

【竹中】はい。現状の教育では知識として情報を理解することはできても、実社会の中で出てきた問題や課題について学んだ知識を活かし解決していくということに結びつけていくことがあまり出来ていないと感じています。

今後、AIを活用したシステムの導入が更に活発化していき、単純な作業は今以上に機械任せにできる時代がやってきます。そういった中で人の仕事が無くなってしまうのではないかということを考える方もいらっしゃいますが、実際に仕事は無くなりません。

人は機械には創造できない、新しいことを考え作り出していくというような仕事をしていくのではないかと考えています。そのためには想像力や課題解決能力は不可欠になってきますので、プログラミング教育は必要になってきます。

−クオリティソフト社でもプログラミング教材を作っていますが、どのようなものですか?

【竹中】私たちが取り組んでいるプログラミング教材は、プログラミング教育の目的である想像力、論理的思考力、問題解決能力といったものを向上させるための教材として開発しています。
プログラムで動かすものとしてドローンを採用していますが、教材の目指すところはドローンをどのようにプログラミングすれば意図したとおりに飛行させることができるのか? を学ぶことなので、プログラミングができるようになることは教材で学んだ結果としての副産物と考えています。

また、ドローンを使用していることについては、最近注目を浴びているドローンでプログラミング学習に取り組むことで、より興味を持って取り組むことになり、自分でプログラミングしたものが空中を飛行するドローンの動作で確認でき、プログラムとその結果が理解しやすいといった効果が期待できます。

今後ますます重要性が高まる「プログラミング学習」については、引き続きご報告いたします。
ありがとうございました。

−クオリティソフト社が開発したドローンによるプログラミング教材「ドローンプログラミング学習キット」

−製品の特長

○ドローン飛行のプログラミングで学ぶICT教材
空撮やYouTubeなどで活用シーンが身近になりつつあるドローンの飛行プログラミングを用いる特徴を活かし、学生が興味をもって主体的に学習に取り組むきっかけとなります。言語学習にとどまらず「プログラミング的思考」を同時に身に着けることが可能になります。

○プログラムの実行結果で視覚的理解が深まる
生徒が自ら組み上げたプログラムによるドローンの飛行動作が確認できます。プログラム生成から実行までの結果が段階的に理解しやすく、また実行結果からの課題を認識することがスムーズになります。
プログラミング教育の目的である論理的思考力や問題解決力を養うための学習が可能です。

○Pythonの基礎が学べる
WEBアプリケーションやAI関連のソフトウェア開発で最も使用されている言語のひとつである「Python」の基礎を学ぶことができます。非常に簡潔で理解しやすい文法であるスクリプト言語のため、論理的思考の学習に適しています。また、将来プログラマーを目指す学生たちにとって即活用できる言語です。

○Scratchで学習できる
初心者向けにプログラミング言語構文の難しさを意識せず、遊び心のあるプログラミング学習のやる気を起こさせるScratchを使った学習教材です。

−価格・販売体制

「ドローンプログラミング学習キット」は下記の2種類です。
・初級編(小学生高学年以上〜)
  販売価格 1セット:38,000円(税抜)
・Python編(高校生〜)
  販売価格 1セット:59,800円(税抜)

※いずれも「5セット」「10セット」のパック価格あり

※本学習キットの導入支援、年間サポートサービスの価格など、購入に関するお問い合わせは下記販売パートナーまでお問い合わせください。
大塚商会 CADプロモーション部 E-mail: plm-kanbun@otsuka-shokai.co.jp

■本記事についての問い合わせ先
クオリティソフト株式会社 ドローンビジネス開発部
担当:竹中 E-mail: dbc@qualitysoft.com


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